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理事によるリレーエッセー/第7号エッセー女性ライフサイクル研究所 スタッフ・前村 よう子 春は別れと出会いの季節だ。非常勤講師としてではあるが高等学校や専門学校で教壇に立っているお陰で、毎年、この季節は送り出し、そして迎え入れる側に立つことができる。別れは確かに寂しいものではあるが、卒業は、教え子たちにとっては新しい環境への旅立ち、晴れ晴れした彼女や彼たちを見ていると、こちらまで幸せな気分になる。「あー、この仕事をやっていて良かったなぁ」と思う瞬間は(やんちゃで可愛い教え子たちのお陰で)他にもあれど、卒業式というものは、また格別なものである。 この春も、2つの学校で教え子たちを見送った。しかし、今年はいつもの春とほんの少し違ったものになった。私自身も送られる立場になったからだ。特に9年間、勤務させて頂いた学校では、他の教員との人間関係もでき、また非常勤講師間での交流も盛んだったこともあり(その中には、元・教え子も数人いた)、寂しさもひとしおである。 ところで、この春は私だけでなく、娘にとっても別れと出会いの春になった。十五の春である(偶然だが研究所スタッフの子どもたち5人が、時を同じくして十五の春を迎えた)。彼女の卒業式では、大いに泣かせてもらった。式場の舞台に並び「旅立ちの日に」という歌を泣きながら合唱している我が子やその友人達を見ているだけで、ポロポロ涙がこぼれてきた。 (ニュースレター7号/2004年5月) |
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